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シゴトバCAMPUS VOL.5

シゴトバCAMPUS VOL.5の写真

シゴトバTALK  VOL5.

「激論!!

CUUSOOシステムは日本の

モノづくりを救えるのか?!」

CUUSOO system のビジネスプラットフォームを15年前に立ち上げた株式会社CUUSOO 代表の西山さん。ビジネスパートナーでもある天野譲滋さんがこのシステムを分かりやすく西山さんから聞き出してくれました。

 

NISHIYAMA KOHEI / 実業家

 

西山 浩平

1997年 エレファントデザイン創業

空想家電(後の空想生活、現在のCUUSOO.COM)を開始

2007年 LEGO社とLEGO CUUSOOサービスを開始

2013年 CUUSOO SYSTEM社CEO就任

 

エレファントデザイン

http://www.elephant-design.com

 

空想生活(CUUSOO SYSTEM)

https://cuusoo.com

 

―「お金がないから先にもらう」

 

天野:西山さんは東大出身ということだけど、ほとんど大学には行ってなかったんだよね?

 

西山:そうですね。というのも元々日本語が話せなくて、日本語での授業も訳が分からなかったので、初日から断念してしまったという感じです(笑)

 

天野:ずっと海外にいたんだよね?

 

西山:そうなんです。今でこそこうやって日本語で話ができるようになりましたけど、父親の仕事の関係でずっと南米のコロンビアで育って、大学に入る時にこっちに戻ってきました。

 

元々僕は彫刻をやりたいと思っていて、高校時代はずっとろくろを回して、将来は彫刻家になりたいなと思っていたので、自分で願書を書いて美術の大学に通るんですけど、親が「美術なんてとんでもない!びた一文出さん」ということで親が東大に願書を出しちゃって、それで東大に行くことになりました。

 

天野:でも大学には行かなかったのはなんで?

 

西山:やっぱり彫刻をやりたいなという気持ちがあって、自分で油土(油粘土)を買ってきて彫刻を自分で作って、日本語が話せないのでそれをスペイン語が通じるベネズエラ大使館とかコスタリア大使館とかが集まっているマンションみたいなところで訪問販売をして売ってました(笑)

 

でも彫刻ビジネスも厳しいってなって、日本語も片言でなんとかできるようになったくらいに下北沢をぷらぷらしていたら皮のオーダーメイド屋さんがあって、その時に「カバンなら彫刻よりは売りやすいな」と思ったんですよね。

 

それである程度のカバンなら作ることもできたのでチーママとか弁護士に対してオーダーメイドのカバンを売ってたんです。でもその当時はとにかくお金がなかったので、先にお客さんからお金をもらってそこから材料を買いに行って、その後に作って商品を納品をするって形でやっていました。

 

天野:その、先にお客さんからお金をもらうっていうところが今のクラウドファンディングに繋がるんだ。

 

西山:そうなんですよ(笑)それがクラウドファンディングの1番最初だったんです。金がないから先にもらうっていう(笑)

 

 

―「ネットが人の代わりに営業をやってくれたら素晴らしい」

 

天野:1度就職をしたんだよね?

 

西山:オーダーメイドは普通にやっていてももうからないと思って、桑沢(桑沢デザイン研究所)に入って家具をやろうと思ったんです。

 

けど今度は家具ってカバンほど買われないことがわかって、これはやっぱりもっとちゃんと勉強しないとダメだって思って、1番年俸が良くて1番教えてくれるマッキンゼーというところに就職をしました。

 

天野:マッキンゼーではどういうことをしてたの?

 

西山:マッキンゼーにもいろんなチームがあるんですけど、率先してインターネットのチームにいきました。そこでネットには同じようなニーズを持った人が集まるということがわかって、オーダーメイドとインターネットの相性が良いなと思って、マッキンゼーを辞めて27の時にカバンのオーダーメイドをする空想生活を作りました。

 

天野:そこでマッキンゼーを辞めちゃうんだもんね。それで空想生活の仕組みは?

 

西山:仕組みは簡単で、ネットが人の代わりに営業をやってくれたら素晴らしいなと。まず商品のサンプルを見せて前金でお金をもらい、資金需要を満たした状況で在庫リスクをとらずにビジネスがまわるという仕組みです。

 

それをクラウドファンディングって言うんですけど、これを考えついた時はまだお金がなかったので何したかというとまず竹下通りに行ってですね、「こういう商品を作りたいんです」と言って通りすがりの人たちに商品のCGを載せたチラシを配って、返事をもらってっていうことをやってました。
効率が悪かったですけどね(笑)

 

 

―「本心はできれば人前には出たくない」

 

西山:自分の好きなものがあって、それを突き詰めていくと自然に他の人もハッピーになっているって息が絶えないじゃないですか。

 

僕の生き方ってそういうものだと思っていて、だから儲からなくてもやっているところがあって。多分オタクの人とかって好きで元々やっててだからお給料なくてもやり続けているんですよね。だからそういう意味じゃ僕もオタクなんだと思うんですけど。

 

今でこそこうやって人前で日本語を使って話せるようになりましたけど、本心はやっぱりできれば人前に出たくないし、でも自分の好きなことが他の人をハッピーにしてたら、例え自分がどっかで性格破綻していたとしても、なんか役に立ってる感があるじゃないですか。

 

 

―「在庫を持ってやっている場合じゃない」

 

天野:西山さんと会って話を聞いた時に空想生活すごいなと思ったのは、クラウドファンディングって最近よく聞くけど、その原型が15年前から作られているってこと。

 

それと、日本の工業で今でもすごく良い金型があったりとかするんだけど、それをまた再販するってなかなか難しいじゃないですか。でも空想生活を使えば、昔あった金型を使って、100個の注文があればこの器作りますとか、そういうアーカイブみたいなものができるというか、昔の日本のいいモノをもう1回再販するとかってできればすごくいいなって思うよね。

 

あと、やっぱり資金がなくても自分のアイデアが商品化するっていうのが良い。今ってプロダクトデザイナーとかすごく苦労してて、自分のアイデアとかデザインがなかなか商品化にならないんですよね。

 

それじゃあどういうことが起きてるかっていうと、自分たちで金型つくって、自分たちで商品作って在庫持って自分たちで売ってるみたいな。

 

西山:やってることがメーカーになっちゃってるんですよね。

 

天野:そうそう。それって本末転倒だし、だから僕はこの空想システムを使っていくのがいいと思うんだよね。

 

西山:やっぱりメーカーって在庫持たないといけないじゃないですか。それって個人じゃ長続きしないですよね。

 

天野:結局そういう話をした時にメーカーさんとのやり取りの中で、「これ売れますかね?売れませんかね?在庫こんだけでロットこんだけなんで、こんな風になっちゃうんですよ。」みたいな。

 

そこでやっぱりプロジェクトが止まることがすごく多いと思うんですよね。だから今日来てらっしゃる方も、メーカーの方もいるしデザイナーの方もいらっしゃるし、いろんな方がこの仕組みを使えるんじゃないかなって思うんですよ。

 

西山:デザインの種類が多くて何がどこで売れるかわからないものは、在庫を抱えちゃうとキツいんで、先にサンプルを作って、予約集めてからやるっていうのが主流になり始めているんですよ。

 

アパレル、スポーツウェアが今クラウドファンディングの仕組みを作り始めているのは、在庫を持って「さあ一か八か!」なんて言ってる場合じゃないってことなんですよね。

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  • ー「在庫を持って”さあ一か八か!”なんて言ってる場合じゃない」

 

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