ーご利用の料金プランは何ですか?
ブースのグループ会員です。
最初はデスクAのグループ会員でしたが、メンバーが増えるにつれ、パソコンの収納スペースがなくなってきたので、ブースのグループ会員に変更しました。ブースは倉庫的に使っています。
ーどのようなお仕事をされていますか?
ネット通販専門のシステム会社になります。
オーダーメードで通販システムを開発していて、ショッピングカートから受注システム、物流システム、カード決済のシステムまで全部やってます。
たとえば40万アイテム近い在庫があるネットショッピングサイトって、商品があるかないかという情報を更新するだけでも、すごく手間がかかるんですね。それを自動的に更新できるような仕組みを作ったりしてます。人の手でやると時間がかかるからメーカーサイドから在庫情報だけとってきて、自動的に更新するみたいなツールです。
うちの会社と他の会社の違いは、「バーチャルSEサービス」というサービスをやっていることです。あたかもお客様の会社に常駐しているSE(システム・エンジニア)のように、お手伝いをしますよというサービスです。遠隔操作でお手伝いができるので、和歌山や名古屋のお客様のシステムもシゴトバのある大阪で開発しています。クラウド上にプログラムが置いてあるので、何かあったらすぐに改修できます。
あと今までは、受託開発してほしいという要望があれば、普通に見積りを出していたんですが、それをやると完成した後にお客様から「ちょっと違う」「こんな機能が足りなかった」ということが多々あって。
そうなると追加見積りになるのですが、そのやりとりって自分もお客様もどっちも幸せになってないな、と思って。
そこで、見積りをやめて、月額固定で開発するという風にしました。
今までの方法って、お客様も嫌やったと思うんです。「思ったものができない」とか、完成したあとに「違う」ってなったり。
それをなくすために月額固定にしておいて、完成してないうちからお客様に使ってもらう、そして少しずつ意見を聞いて改修していく。そうすると最終的な満足度も高まります。あとは作ったシステムをバーチャルSEご契約のお客様内でシェアする仕組みを作りました。通販業界で求められるシステムってだいたいどこも同じなんですよ。
例えば、価格調査システムだったら7万円で購入頂くと、商品数無制限で利用できちゃいます。この7万円は価格調査システムを最初に作られたお客様へそのまま還元する仕組みになってます。
今の仕事に就くまでは、お金がいると思ってたので、不動産の営業やマンションの基礎工事屋をやったりもしてました。でも途中からお金よりも人が大事だということに気づきました。後輩や知り合いを中心に今の7人のメンバーが付いてきてくれて35歳で起業しました。
実は親や兄も若いうちに独立したんですけど、あまり上手くいってなくって。早く独立しすぎると何か問題があるのかなと思って、とりあえず自分は35〜40歳の間に独立するって決めてました。
ーシゴトバをどのように利用していますか?
基本的に平⽇9:00〜18:00の間で利用しています。
12人社員がいるのですが、シゴトバにいるのはだいたい6人ぐらいで、その他のメンバーは企業に常駐しています。
全社員が月に1回集まるミーティングにも使っています。
ーなぜシゴトバを選ばれたのですか?
もともとは全員が企業に常駐してたので場所がいらなかったんです。
ただ全員で集まるスペースが欲しくなって、使った分だけ課金できる料金プランもあり丁度よかったのでシゴトバを選びました。
ーシゴトバの好きなところやサービスがありますか?
自由度が高くて、何か要望を言ったら柔軟に答えてくれるところですね。
ホワイトボードがほしいと言ったらすぐに用意してくれましたし。ペッパーをインテリアの一部として置くことを許して頂いたり、机のレイア
ウトを自由に変更させて頂いたり。
ーシゴトバで改善して欲しい点はありますか?
個室の会議室で海外とビデオ会議をすることが多いのですが、個室の電波が弱いので有線を引いてほしいです。
→アクセスポイントを移設します
あとは固定IPが欲しいです。プログラムをクラウドに置いているのですが、IPを転用するのに固定IPがないとどうもうまくできないので。
→確認します
ー現在お困りのことなどありますか?
バーチャルSEシステムという仕組みを上手く伝えられないので、ハッピーアワーでお会いした谷さんに依頼し、「システムのお悩み解決戦隊 バーチャルSEジャー」というキャラクターを作ってもらいました。
それによって「バーチャルSE」という言葉を広めていきたいです。
ー今後はどのように活動されますか?
バーチャルSEを伸ばしていくこと、あとはペッパーを使ってロボット開発をしていきたいです。30年後って、世の中にロボットが沢山いると思うんですよ。そのときに楽しく仕事をしていたいと僕自身が思っているんです。
その為に今するべきことって、エンジニアの脳みそ側にロボットというアンテナを持ってもらうことだと思うんです。そうすることでと上手く共存していけたらと思うんです。ペッパーって120万ぐらいしたんですけど、置くだけでみんなの意識も向きますし。ロボット開発は第二創業として考えています。
実は、3ヶ月前まではド素人のメンバーもいたんですよ。でも今は教育する場も出来て、フォローしながらですが上手くいっています。来月にはベトナムかtら女の子がインターンできますし、来年の2月にも中国からインターンがきます。2年前くらいから始めているのですが、日本人でシステムが作れて英語ができる人を雇うと費用がかかるので、海外の英語ができて日本語もできる人にプログラムを学んで頂いてブリッジ SE を育てて行きたいと思っています。